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自分の地図をつくろう

新しい場所に出かけて楽しい経験をしよう

中国の南京で衝撃的なうどんを食べた

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南京の城壁。ちょっと変わった作り

 

2009年のことなんですが、パラオのペリリュー島に行ったんです。

そこは日本軍が1か月間アメリカと交戦してた激戦地だったんですが、トーチカも残っていたし、浅瀬が続く海にはゼロ戦が墜落してサンゴ礁にめり込んだままになってたし(いまは船で島と島を渡る時の航路上の目印になってます)、戦車も放置されたままでした。

それを見て衝撃を受けて、それから、戦跡めぐりをするようになってしまいました。

で、今回紹介する南京に行ったのもそういう経緯なんですけど。行ったのは、2015年2月ですね。

中国は覚えているだけで12都市行ってます。で、地方都市って大体集合住宅がだーって並んでてだだっ広い道路に、プラタナスの木が大木になっちゃってて、小さい子汚い屋台とか食堂が並んでる……みたいな感じなんですが、南京もそういう感じでした。

こういうよくあるような中国の風景って、文革で胡同(入り組んだ路地の古い町並み)がぶっ壊されたおかげでそうなってるわけなんですけど、最近、それを復活させようという機運が強くなっているようで、どの町に行っても胡同を再建している現場に出くわすことができます。

南京もそうでした。

南京って城壁がまだ完全に残っているんですけど、城壁に上がって街を見下ろすと、再建中の胡同が見えます。

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この白い壁に黒い瓦屋根がそうです。

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中に入ってみるとスタバがあったりします。

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再開発の手がまだ伸びてないところはこんな感じ。

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この、再開発の手がまだ伸びていないエリアに、南京朝ごはんランキング2位のうどん屋があるんでそれを紹介します。

じゃーん。

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ここです。すごくね? 衝撃を受けてしばらく棒立ちになりました。

これ、胡同建設で出た廃材をバンバン燃やして熱源にして、そこでうどんゆでてるんだよ。

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ちょっと見てるだけでもジャージ姿みたいな普段着の近所の人たちがたくさん食べに来てます。この日、気温マイナス5度とかでした。でも、食べる場所は屋外のテーブル。

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辛いスープ、手作りワンタン、そして手打ちのうどん。細麺です。スープの味は塩味でさっぱり。これがおいしかった。もう一回食べたい。

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いい味の表情をしたオバチャン。やり手で、最近家を新築したらしいです。うどんで家建てちゃうんだからすげえよ。

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このうどん屋さんの紹介ページ。

南京老城南仅存的柴火馄饨,阿要辣油啊?_微信排行榜

おそらく、来年とかにはもうこのあたりも再開発されて、こういう雰囲気のお店はなくなっちゃっているんじゃないかなと思います。なんかさみしいのう。

 

こういうのが南京のよくある風景です。前、ここには、国民党の政府がありました。その後、重慶に移って、そして台湾にありますね、今。

重慶でも日本軍は5年間も空爆してましたね。後日、空爆の歴史を知りたくて重慶にも行きました。

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南京の虐殺博物館も行きました。

 

ここが虐殺博物館。虐殺された人数が何人なのかで相当もめてますが、ここでは至る所で「30万人」の文字。日本はたしか10万人って主張してたはず。

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子どもも見に来てます。なんか、増築工事がすごい行われててですね、今後もかなり展示スペースが広くなりそうです。

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日本軍がやったことがダーッと紹介されてます。

市街で、結果的に無差別に市民を殺したとかですね。

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これが「100人斬り」の展示。ただ、これは、兵士同士の殺し合いなので……。

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結局このふたりは、戦後戦犯とされ、処刑されてしまいます。

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見に来てる人たちは、日本人らしき人は我々以外いませんでした。なんか日本語話すのが気が引ける雰囲気はあった。とにかくすげえ混んでました。

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これまで私は、国内外のジェノサイドの現場に多分、人に比べたら相当行ってると思うんですけど、リアル骨。リアル骨を展示しているのは、この南京と、あと、カンボジアのキリングフィールドぐらいでした。

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「これさあ、文革で殺された人の骨とか混ざってない? 絶対?」

「いや、わかんない。うーん」

日本から見学に来た著名人たちの顔写真が展示してある部屋もありました。

「あれ、これ本田勝一じゃね」

「あほんとだ」

「中国まで来てもヅラ被ってグラサンして変装してるんだなーうけるな」

とか言いながら見てました。いや文革で何が起こったか、まとめて知りたいわ、興味あるわー。
ジェノサイドを記録するための展示方法としては、これまで見てきた経験上、キリングフィールドの観念的なアプローチか、アウシュビッツ・ビルケナウの物証主義的な展示アプローチって二極があると思うんですが(これ細かく説明しないと意味わかんないと思うんですがめんどくさいので今度書きます)、南京の場合は後者(物証主義型)でした。日本語英語併記してあって、わかりやすかった。

以前、旅順の水師営を見たとき、日本語と中国語で書いてあることがまるで違う(笑)ことがあったのですが、ここはそういうこともなく、展示としては、まあ、(死亡者の数の相違はあれ)客観性はあったんじゃないでしょうか。

 

南京は長江沿いのため、鴨料理が名物です。

町中で食べられるのは鴨血線粉っていう、春雨スープに鴨の血のソーセージが乗ってるやつ。

色悪いけど、うまかったです。これ、日本じゃ食べられるところないみたいだ。

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ハシゴして食べ比べてみた。味付けって方向性は似ても塩気とかでまるでうまさって変わるね。

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居酒屋でも鴨の塩煮と、鴨血ソーセージが出てきます。

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この町には2晩いましたが、結局夜は、南京料理じゃなくて、紹興に本店がある「咸享酒店」の南京支店に行ってしまった。最近はそうでもなくなってきたんですけど、中国ってよほどの巨大都市に行かないと、ビールが常温なんですよ。しかも雪花ビールっていう、3度ぐらいしかアルコール度数がなくて全然酔えないやつなの。とにかくまともな酒が飲みたいので、このお店に行きました。

 

紹興も2回ぐらい行ったのかな。紹興酒飲むためだけに。笑。

この「咸享酒店」は、李白が行きつけだった居酒屋ですね。ここの紹興酒が真っ黒でかなりおいしい。日本だと神保町の咸享酒店で、同じお酒飲めます。ただし、他のメニューは本店と神保町の店ではまるで違うのですが。

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これが名物のういきょう豆。

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紹興の本店ではなかった「活きた川エビのソース漬け」みたいなのを頼んでみた。まだ、ガラスの容器の中でピチピチしとる。苦しそうだ。

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おお。食べてみた。これが長江の味かぁ。どろくせぇなあ、というわけで、残しました。ごめんなさい。

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紹興酒は、紹興産のお酒だけを指します。ほかの似たような紹興産ではないお酒のことは「黄酒」と総称します。おいしいです。神田で同じもの飲めます。

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ホテルの前の路地に、羊が2頭つながれていたので、かわいいなーと思っていたんだけど、帰りに見たら……殺されていた。

羊ちゃんの頭が転がってるうう。(閲覧注意かも)

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皮とかもちゃんと取ってるんだけど、これは何かにつかうのかな。

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イケメンが焼いてます。イケメンがいるのでふらっと入ってしまった。

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うまそう。

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スープも作ってる。

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クミンが効いてておいしい。

ウイグル串焼すごく人気らしく、南京のあちこちで屋台を見かけた。

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スープ。パクチーが入ってます。

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最後。南京朝ごはんランキングナンバーワンのお店行きましたのでそれも紹介。

ここです。朝6時過ぎに行ってもう行列。

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このおじさんが、肉まん食べてておいしそうだったので……

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台所まで行って、肉まん下さいって言ったら

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「肉まん? うちの肉まんあんまりうまくないから。小龍包にしな」って言われました。笑。

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全般に味付け甘目だけどおいしかった。

そんなわけで、新幹線で上海に帰りました。。。つもりが、鎮江に寄り道して一泊したのだった。

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おしまい。

 

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