しつもん
岡さんこんにちは。いつも楽しくブログを見ています。
私は物書きをしている独身の女性です。一応年齢はオフィシャルにはそろそろ非公表にしようと思っているのですが、39歳です。
去年頃から、「このままの考え方で世の中渡って行くと絶対うまくいかないな」と痛感することが多々あり、いろいろな自己啓発本とかを読んだりして、考え方を変えていく練習をしました。
例えばですが、
・物事の悪い面ではなく良い面を見るように努力する
・つとめて自分を許してほめる(自分のメンタルの土台を安定させないと、他人への接し方が不安定になり、結果的に攻撃的になったり怒りっぽくなったりするため)
・良かったなと思うことに心を向け、嫌なことはすぐ忘れるようにする
・人のことをほめるようにする(良い面を見る練習にもなります)
こういうことを、まあ、結構頑張って努力しました。
だいぶできるようになってきたと思うんです。
ただ、今も私をたまに苦しめる感情があります。
それは嫉妬心です。
なんというか、自分の周りの人にすごくいいことがあったりした時に、ふと嫉妬心に苦しめられて、うまく祝福することができないときがあります。
自分って、心狭いなぁと思うんですが、こういう心の引っ掛かりって、このまま放置していてもいいモノでしょうか?
でも、やっぱりいつかは、人の幸せを素直に喜べる人になりたいのです。
おこたえ
もうこれは、言葉の力を借りるのがいいと思います。
「よかったね、おめでとう」
これをなんの判断もなくすっと言えるようになるまで、1000回ぐらい繰り返しブツブツブツブツ言ってみましょう。
「おばあさんの遺産が7000万円入ってきて、家を建てたよ」
「 よかったね、おめでとう」
「婚活がうまく行って、素敵な旦那さんができたよ」
「よかったね、おめでとう」
「本書いたら、重版がとまらない。今10刷り30万部だよ」
「よかったね、おめでとう」
これをすっといえるようになるといいと思います。
言葉がすっと出るようになると、心はあとからついてきます。本当に良かったなってそのうち思えるようになるんです、なぜかわからないけど。
なぜこういうことをおすすめするかというと、あなたはしあわせになりたいんですよね?
じゃあ、幸せってなんですか? って考えた時、やはり実力を超えた「運」みたいなものに恵まれたとき、それが幸せにつながっていくと思うんです。
あなたはいやかもしれないけど、お金を例にとって話します。
これは、私がすごく影響を受けている斎藤一人さんが教えてくれた話です。
「お金の偏見は人に出る」
と、一人さんは説明しています。
"楽をしてお金を得た人〟に対して「ずるい」とか、
妬んだりするのもよくありません。たとえば、 親に家や車を買ってもらった人や、 遺産を相続してお金持ちになった人のことを羨んだり、 妬んだりしていると「 楽してモノやお金をもらうことは悪いことだ」 と天に向かって言っているのと同じです。 その結果、自分には「楽してお金が入ってくる」
という幸運は起きませんし、 それがお金に対する偏見にもつながって、 お金を受け取れなくさせてしまいます。では、どうすれば、 こうした〝お金に対する偏見〟をなくして、 自分自身もお金を受け取れる準備ができるのか?それは、 こう言えばいいんです。「良かったね」知り合いで昇進した人や、 臨時収入があった人に対して「良かったね」って言ってると、 自分にも同じような幸運が訪れます。 他人の幸運に対して心から「良かったね」と言い、
さらに他人の幸せを願うようになると、「 私も同じ幸運を受け取る準備ができていますよ」 と天に向かって言っているのと同じことになるのです。(本書より)
お金、欲しいですよね。たくさんはいらない? でも、ないと生きていけないですよね?
お金がたくさん欲しい人、たくさんはいらないにせよ生活にもう困りたくない人はじゃあどうしたら良いかというと、お金を受け取る心構えを作らないとならないっていうことなんです。
「あいつは親が金持ちだから、ラクしてる」
「あいつはたまたま運がいいから、商売がうまく行った」
こう考えてしまうと、その人に対する「偏見」を通じて、「運」そのものを否定してしまうことになります。
運を否定してしまう人は、自分自身に運が向いてきたときに、うまく受け取れないわけです。
だから、他人の幸運には「よかったね」と言っておく。そうしたら、次に自分に運が降ってきた時に、自分に対しても「よかったね、受け取ろう」と思えるのです。
お金、もらうの下手な人いますよね。日本人は特に多いのですが「いやいや、お金はいらないから」「受け取れません」「いえいえ、こんなにいらないです」、自分の労力の対価を受け取る場面でこういうことを言ってしまう人は、実は謙虚さから出てる言葉じゃないんじゃないかなと最近は思います。そういう人は、他人が「棚ボタ」的にラッキーな思いをしているのが許せない事が多いんじゃないかな、と。
これ、「お金」を「仕事」に言い換えてもいいですよね。なんにせよ全てに通じる話だと思います。
ところであなたはどんなときに嫉妬心を覚えるんでしょうか?
あなたは、物書きだそうですから、やっぱり自分より才能があるとかですかね。
私の場合ですが、あんまり文章が上手い下手とかで嫉妬心が出てくることはないんです。私がこれまでものすごい嫉妬に焦がされた経験が一度だけあるのですがそれを例に取りましょうか。
私は中堅どころの、さほど賢くもなく、かと言ってバカともいえないような、そういう中高一貫校の女子校に通っていました。
高校2年生頃まではぱっとしない成績の私だったのですが、なぜか、高校3年頃から成績が伸び始め、割と学年ではぶっちぎりの成績を取ってました。そして、うちの学校では珍しく全国模試でヒトケタの順位になり表彰されたりとかもありました。
まあ、このまま行けば国立のいい大学に入るかなと思っていたんだけど落ちました。
で、当時、コギャル世代の走りで。ギャルっぽい生徒が、地味な学校だったけど一部にいたんですね。全然勉強しない子軍団で、あと結構いじめっこタイプっていうのか。休み時間には福山雅治の話題で盛り上がってる彼女たちとは私、全くノリが合わなかったんですよ。
私はガロ読んでブランキー・ジェット・シティ聴いてましたからね。憧れの人は長谷川祐子さんで。
まあそんなこんなで自分なりに挫折を味わいつつ、ただ結構まあ、いろいろ運にも恵まれて、まあ以前から憧れてる出版周辺の仕事につけたわけです。
で、5年ぐらい前かな。Facebookで中学・高校の同級生が、バタバターっと繋がり始めました。みんなちょうどこの頃にFacebook始めたんだよね。
そしたら、そのギャル軍団のボスクラスの女の子の投稿の様子がなんかおかしい。
ブルジュ・ハリファでのパーティ。
成田のファーストクラスのラウンジの写真。コメント欄には「シンガポールで預金を引き出しに行って来まーす 」。
鮨さいとうでの度々の食事……。私は一度いったらひとり5万円ぐらいの支払いに、分不相応感を感じて再訪していません。ほんとうに美味しいけれども。
これ、なんなんだ? と思って、彼女の名前をググってみました。
彼女は、とある出版関係の会社の社長さんになっていました。
経歴を見ると、Fラン女子大を卒業後、新卒社員として当時ベンチャー企業だったその会社に入社し、だんだん頭角を表して代表権を持つ頃に会社が上場し、そして社長に……というヒストリーのようでした。
中学高校のOGには文学賞を取った子もいれば、医者になった子もいます。なんと、今アメリカでも大変な影響力を持つ近藤麻理恵さんもいたりします(笑)。幸せなお金持ちと結婚して子育てに専念している子もいます。
そういう子にはあんまり嫉妬を感じなかったのに、なぜこの子に? と自分で戸惑うぐらい、嫉妬しました。
まあ、自己分析すると「私よりも成績悪くて遊んでたくせに、たいして本も読んでなかったくせに、私よりも出版業界でいいポジションにつきやがって」ってことだと思います。
となると私は、どこに自信を持っていたのかっていったら、
「成績が良かった」
「本を読んでいた」
「大手出版社に入って仕事ができていた」
っていうことなんだろうと思います。それを全部否定されたっていうのかな、そんな気持ちになったんじゃないかな。
人って案外「ひけらかす人」に対しては嫉妬しないものです。
自慢しまくる人って逆に「コンプレックス強いんだろうなあ」って思って、哀れみすら感じたりする。
私が嫉妬を感じた彼女の場合、仕事の成功自慢とかは特にしないで、淡々と、彼女にとっての日常の一コマとしての「超セレブ」空間を切り取って投稿してただけなんだよね。
私は彼女のことを思い出すたびに
「よかったね、おめでとう」
と念仏のように言ってました。
で、なにがよかったのか、いろんなことを考える事ができました。
まず、私は私で結構楽しい人生を送ってるじゃんって思えたこと。
だって、一応、やりたいことはほとんど全部できているし。
次に、彼女にできるなら、私にだってできるかもしれないなって、むしろ彼女の成功を「希望」に感じた瞬間があるときに出現したんです。
これには驚きました。おお、私も頑張れそう。だって同じ学校だったし。言っちゃ悪いけど私のほうが成績良かったんだからさ。って。
ちょっとここまで自分を晒して書くのも恥ずかしいんですが、なんか境遇も似ているし、他人事だと思えなくて、親身になって書いてみました。
参考になったら幸いです。
あと、筋トレするといいよ。細かな悩みは筋肉が全部解消してくれる。
じゃ、頑張って。
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