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大切な人に「死にたい」と言われたときにしてはいけないこと

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「死にたい」=「助けてほしい」というメッセージなんです。

私は自死遺族(母)で、自分自身も長い間希死念慮に悩まされてきました。

今はかつての自分のように死にたい気分に苦しめられている人や自死遺族の人たちの役に立てることはないか、と考え、作家業のかたわら精神保健福祉士としても活動をしています。

 

友達や家族や恋人に自殺願望があり、それを相談されたとします。

「私、死にたいんだよね」、って。

そういう時に、どういう対応を取ればいいか、自分の体験を踏まえて少し考えてみました。

 

まず、注目したい点は、自殺の成功者は年間約3万人を少し切るぐらいの人数いますが、自殺未遂している人のほうが、自殺の成功者よりはるかに多いであろうということです。推定によると未遂者は自殺者の3倍いるそうです。

つまりほんとに死ぬ人よりも、未遂に終わる人のほうが圧倒的に多いわけです。

もちろん「死にたいっていう人ほど死なない」というのは迷信です。でも、その一方で死にたい人が必ずしも致死率100%で死ぬわけではないということは客観的にも証明されています。

だから、まずはパニックに陥らず、慌てないで心を落ち着けてみてください。

しかも、その方はあなたに「死にたい」と言って来ている。

つまり、あなたには打ち明けたいと思ってくれているわけです。

だとしたら、その人の自殺を防ぐためにできることはいくつもあると思います。

 

まず、「死にたい」という人が一体何を考えているのか? これを理解すると対処が取りやすくなると思います。

 

良い本があります。

松本俊彦著『もしも死にたいと言われたら 自殺リスクの評価と対応』

もしも「死にたい」と言われたら  自殺リスクの評価と対応

もしも「死にたい」と言われたら  自殺リスクの評価と対応

すごくいい本なので読んで欲しいです。少し引用します

自殺を考える人は「死にたい」のではなく、「自分が抱えている困難な問題を解決したい」のだと。

しかし現状ではなかなか建設的な解決策が見つからず、「死ぬしかない」と考えるわけだが、それでも「他に解決策があるのではないか」と迷い、解決策の提示を期待して相談機関を訪れたり自殺の予告をしてしまったりするのである。

あるいは、こういいかえてもよい。「死にたい」と誰かに告げることは、「死にたいくらいつらい」と言うことであり、「もしもこのつらさを少しでもやわらげることができるならば、本当は生きたい」という意味なのである。

 (本書より引用)

 

私自身、38歳ごろまでの結構長い期間、死にたい時期が続いたことがあります。実際に自殺を試みたことも一度だけですが、あります。

www.okimhome.com

 

ところが人間変わるものですね。

41歳になった今は特に死にたいとも思っておらず、やりたいことが見つかった今はまだ死ねないぐらいに思っているわけなのですが、でも、当時の気分を思い返してみると、まさにこの本に書いてある通りなんですよね。

「死ぬ以外の選択肢が見つからない」

「でも死ななくて済む方法があるなら知りたい」

ずっとこのせめぎあいが続いていたな、と。

 

そして、この時期の私は、友達や恋人に「つらいから助けてほしい」「自分ひとりでは困難に立ち向かえないから助けてほしい」などの、「助けて」を言うことが極端に苦手でした。

自分は助けてもらう価値のない人間だ、って信じてました。

そのかわり、よく「死にたい」って言っていましたね。

つまり、この本にある通り、「死にたい」=「助けて」なんですよね、多くの場合は。たぶん。

 

実際に、大切な人から「死にたい」って言われたらどうするか。

これが正解、という対処はわかりません。また、正解はないものだと思います。人の心は千差万別ですから。

でも、当時の私はこうしてほしかっただろうなと思ったことを書きます。

 

まず、「助けてほしい」と言っているその人に、こう聞いてあげてください。

「死にたいのか……。でも、どうして死にたいの?」と。

「死んだらダメだよ」とか「死ぬべきじゃない」とか、答えを押し付けるのではなく、なぜ死にたいのか、まず聞いてあげてください。

その人は言葉に詰まって、すぐには言葉が出てこないかもしれません。でも、沈黙しているのは「言いたいことがない」からではないんです。「なんて言おうか迷ってる」んですよね。

そんなときは、「大丈夫。言葉が見つかるまで、待つから、思ったことを言ってみて」といって、口を挟まず待ってあげてください。

そして、ぞんぶんに聞いてあげたら、そのうえで、「私ができることって何かあるかな」と、「どう助けたらいいのか」聞いてください。

最後に「私は死なないでほしいな」と自分の気持ちも伝えてあげてほしいです。

 

そう、死にたい人に対してできることって、何が正解か、正解じゃないのか、よくわからないから、対処する側からしたら常に不安が付きまとうものだと思います。

だから、あえて今度は、自分も死にたかった当事者として、これはしないほうがいいんじゃないか、ということを書いてみます。

 

 

「死にたい」と言っている人に対して、しないほうがいいこと

①はぐらかしたり、説教をしない。共感を示そう。

「なぜ死にたいの?」と問いかけてその人が話してくれた「死にたい理由」が、本当に死にたい気分を表現するものになっているのかというのは、結構わからないものです。ほんとは別の「真実の悩み」があって、でもそれを言うにはあまりにもパワーが必要だから、「言いやすい悩み」を伝えている、なんてこともよくあるからです。そして、それは本人にしかわかりません。

だから、悩みに対処する「具体的な方法」について述べるのはやめたほうがいいでしょう。

たとえば、

「それなら自己破産したらいいじゃない」

「家を出て親から離れたらいいじゃない」

などです。

たいてい解決策ははたから見ると明白だったりします。

それが昂じると、「なぜ、自己破産しないの?」とか疑問形で死にたい人に疑問をぶつけたりすることになり、それが死にたい人にとっては「ダメ出し」に聞こえるのです。

基本的にはオウム返しでいいんじゃないかなと思います。

「死にたい」

「ごめん、私は死んでほしくないんだ。でもちょっと聞いていい? なぜそう思うの?」

「いじめにあっていて、つらい」

「いじめにあってるんだね、それは辛いと思う。どんな虐めにあっているの?」

「同僚の◯◯さんに言葉の暴力を受けてるんだ」

「ええ、そうなんだ。同僚に言葉で暴力受けるって辛いよね。何を言われるの?」

みたいな感じで、言いたいことを最後まで言わせてあげるよう促してみてください。

だいたい、言いたいことを言うと、当座のところは人って気が済むものなんです。

 

②意見を押し付けない。死にたいと言う人は死なないから大丈夫って言わない

根拠のない意見です。死ぬときは死にます。

 

③自分ひとりで抱え込まない

これは本当に大事なことなのですが、その人の苦しみを肩代わりしてはいけません。

ちょっとスピリチュアル入ってる話になりますが、死にたい人は、「死ぬ以外の選択肢」を全力で探しながらも、「今ある環境で幸せになる」ことを決断できないから、自殺という選択肢を取ろうとしているんだと思います。

でもどんな人でも、幸せになる、と、腹をくくるしかないのです。

貧乏でも、離婚しても、精神疾患になっても、今の環境で幸せになることは可能です。

幸せを望まなければ幸せにはなれない。

幸せになるんだ、と決めることができるのは本人だけなのです。

自分の人生に責任を持つことが、幸せをつかむ第一歩だから。

だからこそ、死にたい人が、「自分は死なないぞ」という、決断に向かうためには、その人の判断を肩代わりしてはいけないのです。

 

 

「死にたい」と言われたら、3時間ぐらい時間をとって話を聞いてあげるのは必要かと思います。

ただ、インタビュー職の経験をしたことがあるひとならわかると思いますが、どんな人でも、3時間超えると自分の話って尽きてきます。

つまり言いたいことを吐き出せた状態になるのです。

それが、日を変えて3回ぐらいまでですね。

それを超えて死にたい、という人の場合、死にたい人は自分で決断し判断する練習をしなければなりません。聞いているあなたもつらくなります。

そうなった場合は、専門家に頼る必要もあると思います。

 

でも、あるあるなのですが、いのちの電話はいつもつながらないし、精神科に電話をしたら初診の予約が10日後……なんてこともあったりします。その時は、精神科の予約の日が来るまでは、オンラインカウンセリングを受けて急場をしのいでもいいと思います。

例えばこんなサイトがあります。

心理カウンセリングの有資格者がじっくり話を聞いてくれます【オンラインカウンセリングあらいぶ】(クリックするとカウンセリングサイトに飛びます)

 ちなみに、こちらのカウンセラーは全員資格を持っているプロなので、「死にたいと言われたのだけれどもどうしたらいいですか」と、相談を受けているあなたご自身がカウンセリングを利用して助言を求めるのも有用だと思います。

 

それでも、もしもの事態が起きてしまった時。

本当に無力感にさいなまれると思います。でも、難しいかもしれませんが、その時はぜひ自分を責めないであげてください。

いろいろ相談に乗り、親身になってその人のために行動しても、こう書くと冷たいようですが、死ぬときは死ぬのです。

あの時ああ言っていれば、こうしてあげていればって思うことが、死なれてしまうと多々あると思います。でも、他人の人生に責任を取ることは誰にもできません。

自分を責めるより、なんとかしようとしてあげたという自分の行動そのものを評価するようにしてください。

 

厚生労働省作成のゲートキーパー養成研修用テキスト(第3版)

ゲートキーパーとは、自殺したい気持ちに苦しんでいる人の支援者のことです。

ぜひ、一読をお勧めします。

 

あと、民間療法ちっくで、こういうところに書くのは気が引けますが、よかったら、この本読んでみてください。私にはすごく役に立ちましたので。

抗鬱剤飲まなくてもうつってよくなります。

信じられないかもしれないですが、ほんとに。

 

 ここで斎藤一人さんが提案する、うつに効く

「奇跡の10か条」というのが紹介されています。

①毎日20分ゆっくりゆっくり散歩すること

②牛肉を一日一回は食べること

③腸をキレイにすること

④いらないものを捨てること

⑤「自分を許します」と何度も自分で言うこと

⑥寝る前に、幸せなことを10個数えること

⑦華やかな色の服を着て、「光りもの」を身につけて、顔にツヤを出すこと

⑧顔にマルをつくること

⑨「そうだよね、わかるよ」と、周りの人の話を聞くこと

⑩「人を助けよう!」という気持ちを持つこと

 

これのどこがうつに良いんだよ?

って思う人もいるかもしれませんが、手術が必要なわけでも、薬が必要なわけでもない、1000円ぐらいの本読んで実践するのにはなんのリスクもないので、本を読んでみてください。ほんとうにおススメします。

 

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