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自分の地図をつくろう

新しい場所に出かけて楽しい経験をしよう

これはすごい。中村成子先生の『お弁当絵日記1000日』

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こんにちは。

以前、不動明王のことを調べていて、その中で、

比叡山延暦寺の千日回峰行のことを知りました。

千日回峰は、一年のうちに100日から200日間を7年間、

山深い比叡山のあちこちにある堂をめぐりながら祈祷を行うというもので、

一度始めたら途中でやめることができません。

怪我や病気で行が続けられなくなった時は、

携帯している短刀か、首吊り紐で自決しなければならないという

厳しい行です。

行の最中には9日間飲まず食わずで堂入りする荒行もあり、

それは壮絶なものなのですが、無事、満行したら生身の不動明王になり、

当行満大阿闍梨と呼ばれます。

不動明王というのは、宇宙の創造神である大日如来の眷属(従者)であり、

イケメン揃いの仏像の中で、不動明王の見た目があんまり

イケメンではないのはもともと奴婢だったからだそうですが、

不動明王は、どんな俗で外道の人生を送っている人でも、

その手に持つ羂索(ロープみたいなの)で、煩悩ふかく信心のない

人々をとっつかまえて無理やり極楽に叩き込んでくれるという

ありがたい仏様です。

私の本、『境界の町で』に出てくる「彼」の背中には、

文覚上人が彫られているのですが、文覚というのは

俗にいる頃はごんたくれでした。それで、位の高い人の妻に手をかけて、

自殺させてしまった文覚が、自分自身とこの世に絶望し、

やぶれかぶれの果てに、那智の滝で行を行っていたら、

不動明王が降りてきて、大悟したというエピソードが有ります。

私は、不動明王を知って、自分の人生が楽になったので、

こんなありがたい仏様がいるんだなと思いました。

 

さて、現代では、

酒井雄哉さんというかたが、二度、千日回峰を満行しております。

俗世にいた頃の波乱に満ちた人生(投機の失敗や妻の自殺)から、

39歳で得度して、二度の満行をするまでの修練の日々を知り、

彼の本をいろいろ読んだのですが、言葉が簡潔でとてもいいなと

思います。

そもそもこの人を知ったのは、東日本大震災の時にインタビューを

受けていて、アナウンサーが「いま、被災者の皆さんに、なにかお言葉を」と

問いかけた時、酒井さんは

「感謝を忘れないことです」

と言ったんです。それが強烈な印象を私に残しました。

これだけ人が死んでるのに、感謝だと?

何に感謝したらいいのだ?

やはり宗教にはもはや、力がないのかもしれない。

なんてことを思いましたが、今は、酒井さんの言っている意味がわかります。

 

この辺の本、読むとすごく元気になるし、

何かができてなくて苦しい時とかも、

まあゆっくりやろうという気持ちになれます。

ちなみに、千日回峰は1000日のうち、700日は自分のためにする行で、

世の中のひとや、世界のためにする行は300日なのだそうです。

すごく示唆的だと思います。

他人のために祈れる自分を作る事がまず大事なんだなと思いました。

千日回峰行を知ってから私は、1000という数字に興味をもちました。

なんで1000なんだろうと。

そしたら、次々と私の周りに1000にまつわる本が集まってきました。

例えばこんなのです。

 

この本は、斎藤一人さんという実業家の方が書いた

「なにをすれば幸せにお金に恵まれて生きていけるのか」というその方法を

記した本です。

斎藤さんは、中学卒業後、7000円だけを持って家を出て独立し、

その後健康食品の販売で納税額日本一になります。

不動産の売買や相続などではない純粋な事業所得のみでの

納税額日本一を、1991年頃から

長者番付の発表が終わる2004年まで続けた方です。

なぜ幸せになるためにお金が必要なのか。

それは嫌な人に頭を下げなくていいからだそうです。

「会いたい人に会えないこともつらいけど、

夢のなかで会うことならできるよね。

でも、会いたくない人に会わないとならないこと、

これがほんとうにつらいことなんだよ」と

一人さんは言います。

そして、ボランティアをしたい、人の役に立ちたいという人ほど、

お金に困ってはいけない。とも、この本で説いています。

いい人ほどお金持ちにならないとならないそうです。

さて、幸せになるために必要なものは「言葉」だと一人さんは言います。

一人さんが教えているのは口癖を変えるという簡単な方法です。

その口癖をだいたい1000回言って下さい、と

一人さんはこの本で説明しています。

 

ほかにも、どの本に書いてあったか忘れましたが、

ひすいこうたろうさんも

「なんでも、1000回って決めて続けてやると、次の世界に連れて行かれちゃうからね」

というお話をされています。

 

 

で、そうか1000回ってすごいんだなと思って、

なにかを1000日続けた人がいるならそういう本を読んでみたいと思って、

探したら、ありました。

なんと、中学生の息子に持たせるお弁当を、

絵日記で1000日間記録した、中村成子先生の本です。

 

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カラフルで超美味しそうですごくきれいですよね。

これは、次男の基くんが中学入学と同時に始まったお弁当生活を

絵日記で残したその記録なのですが、なぜそんなことを始めたのか、

成子先生はこう記しています。

子供に持たせるお弁当の走り書きメモが絵日記に変わったのは、もともと絵を書くのが好きだったことと、私自身への励ましのためでした。色をつけ始めたのは新聞のコラムを読んでからです。

「園児のお弁当の色はいつも茶色」という見出しの記事は、子供たちのお弁当の中身が、今や、ハンバーグ、肉団子、ソーセージ、卵焼きの四種類に決まっていて、色調が同系だ。それは、卵を除けば、市販の調理済み食品が利用されているというものでした。(略)子供達が大切にされていないような気がしたのです。成長期の子供には、安全で栄養のあるおいしいものを食べさせたい。

料理教室も運営しながらの慌ただしい毎日のお弁当作りはこんな気構えで始まります。

味のわかる基は嫌いなものも多く、「嫌いなものは、嫌いだね」とはねつけ、性格は個性的で頑固。高校生の歩は学校給食が九年間と長かった成果、「何でも食べる子、良い子」の見本のようで、好き嫌いを言わない反面、反応もあまりなく、作りてはいささか貼り合いがありません。

成子先生にとっては、基くんが最高のレビュアーだったようですね。

4月27日 豪華? うなぎ弁当

 パパのおみやげのうなぎを食べなかったので、お弁当に入れたら、豪華すぎてクラスのみんなが白い目でジー。「あまりぜいたくなものはママいれないで……」

 基よりしかられたママ。本当にそうね。この日はアフリカへ募金。

5月24日

 中学生活にも慣れてきた基は、昨日入学祝いに頂いた「ピーターラビット」のお弁当箱(パチンとふたがとめられて、箸箱もお揃いの)に大喜び。

「母の作ってくれるお弁当がいちだんと素敵に見えます」とお礼状に書き記している。またまた基に一本! ママは弱いのです。

 頑張りましょう!!

5月25日

「ヘェー、基くんの家のおいなりさん、裏返っているの」……「自分の家でつくるの……!!」友達の驚きの声。

9月8日

 久しぶりのお弁当で「バツグン、うまかったヨ!」

 この頃、おいしかったが、うまかったに変わる。

いやぁ、いいなぁ。

こうやって楽しみながら、1000日のお弁当作りを通じて、

得たものはすごく大きかっただろうなと思います。

そう考えると、世の中の普通のお母さんは、

弁当作りを通じて、1000日修行をやってるんだよなあ。

最近はインスタグラムなんかあるから、

記録をつけるのも便利になりましたよね。

 クックパッドのお弁当記録アプリもあります。

 

私は子供がもしいるならば、

女の子がほしいのかな男の子かなと、たまに考えますが、

成子先生の日記を読んでいると、こうやってほめてくれ、

時には厳しい指摘をしてくれる男の子がいたら、

楽しいだろうななんて考えました。

 

成子先生の絵日記シリーズはもう一冊あり、

こちらもおすすめです。

もちろん常備菜のつくりかたや、時短の秘訣なんかも

伝授してくれているので、普通のレシピ本としても

いい本だと思います。復刊して欲しいですね。

 

私も自分の1000日修行を見つけたいなと思いました。

それでは。

 

告知

2016年11月30日に渋谷ロフト9で、

漫画家の田房永子さんのイベントの聞き手をやります。きてね

www.okimhome.com

 

 

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