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エントリーシートの作文は簡単に書けるようになる。そのコツを書いてみた

御社に本当のことをいう必要はないが、自分には嘘をつかないで

ゆうべから今日の昼頃まで、友達付き合いをしている大学生の女の子のエントリーシートの作文を、つきっきりで見ていた。

 

私から企業への就職を目指す若い人になにか言いたいことは特にないと思っていたのだが、彼女の作文を読んでいてとても言いたいことが出てきたのでそれを書こうと思う。

 

・企業に自分を合わせる前に、自分が本当にやりたいことをまず自分で把握しよう。

えてして、就職活動時に行う「自己分析」は、結論が決まっています。「…だから私は出版業界に行きたい」「…だから私は広告業界にいきたい」、これです。就職したいから自己分析をする。だから就職するという結論しか出てこない。でも、本当にそうでしょうか? 自己分析した結果、就職しないで別のことをする、という結論になってもいいわけです。

まず自分の完全な理想のライフスタイルを思い描いてほしいと思います。ここで自分に嘘をついたり、想像することをあらかじめ自粛(どうせ叶わないしとか思っちゃう)とかすると、数年後、仕事の意味がわからなくなったり合わない……と感じた時に行動を起こしにくくなります。

自分が理想とする生活ってどんな生活ですか? 5年後、10年後、20年後それぞれの仕事、私生活がどうなっていたいか、よく考えてみて欲しいです。できたら紙に書いて見えるところに貼っといて欲しいです。

あんがい、「やりたいこと」っていうことすら最近の若い人は自分で抑圧して封じている、はじめから諦めている、そんな部分が見受けられるなと感じました。

 

 

・エントリーシートはいろんなことを書かせているように見えるが、聞いていることは一つだけ。

「あなたはどういう人ですか? 私にわかるように教えて下さい」

これを、いろんなお題を使って書かせるというものです。

まずこれを忘れないでいれば、自分を見失って就活の参考書の模範解答例みたいな、個人の顔が見えないい、軸のブレたことを書かなくて済むようになります。

そのためにはまず、自分は本来的に何がしたい人なのか、把握しておく必要があります。

そのうえで、本当のことを書く必要はないですが、企業に合わせる必要があります。

理想の男が赤西仁だとしても、現実に付き合う男は赤西仁ではないので、どこかを妥協するしどこかの長所を見つけて付き合う決意をして、その結果、赤西仁ではないその男に自分を売り込むわけですが、企業も同じです。自分の理想に完全に合う会社はありませんので、まずは自分の理想を知った上でどこなら妥協できるのか、どこがその企業の魅力なのか、また、自分の理想を実現するための足がかりになりうる企業なのかどうか、どうすれば自分の指向性と企業の魅力のすり合わせができるのか、そうやって現実の作文に落とし込んでいって欲しいと思います。

 

・作文では必ずお題を使って必要な要素を書き切ること。

それは

①お題に関連することで、自分が実際に経験した具体的な事実を書く。

②具体的な事実を通じて、自分はなにをどういうふうに社会(人間関係等)に働きかけたかを書く(これが大事で、レコード1000枚集めたとかだけだと弱い。オタクと行動力のあるオタク、どちらかと言うと、企業が選ぶのは行動力のあるオタクだ。その、「行動力」をプレゼンするためには集めたレコード1000枚を使って自分が今度はどういうことを周囲の人達に働きかけたのかというところを考えてみて欲しいです)。その経験により、自分の何が変化し、人にどういう影響や働きかけをしたか。

③人を動かした、人に影響を与えた経験が、「御社」の業務とどうかかわりがあるのか自分なりの見解を述べた上で、御社でこういうことをしたいということを書く。

この3つを必ず押さえてほしいと思いました。

これを踏まえて20回ぐらい作文を書くと、自動的に書けるようになります。たくさんエントリーして、目をつぶっても作文を書けるようになってきたあたりが一番油の乗った文章になっているので、そうなるまでエントリーするか、作文の練習をしてみて欲しいです。案外簡単なので誰でも書けるようになります。

 

・いきなり本命企業にエントリーシートを出さないこと。

いきなり本命にエントリーシートを出すとどうなるかというと作文を書き慣れない状態で練習不足のまま本番に挑むことになります。できるだけたくさんエントリーしてください。なれた頃に本命のエントリーシートの締め切りが来るように調整するといいと思います。

 

・仕事とは何かを売ることなので、まずは自分を売ってみよう。

と思います。

 

私の就活時代

就活をしている頃の私自身を振り返ってみて、私はやりたいことははっきりしていました。それは

「働きたくない」

ということでした。

ただもう一方で

「貧乏が怖い」

という強い、強すぎる恐怖がまたありました。

なぜかというと前にもブログで何度か書きましたが、家が貧乏すぎて国民健康保険の保険料が支払えず、インフルエンザで苦しんでいたのに、病院に行くことができなかったということが抜きがたい貧乏トラウマとして残っているからです。

「絶対社会保険のある会社の正社員になる」、これが就職活動の動機でした。

 

で、17年間、社会保険のある正社員をやって、私は徐々に貧乏に対する恐怖を克服して、本当にやりたいことをやる生活に切り替えることができました。

恐怖が強すぎると、やりたいことすらわからない。そういうこともあると思います。

恐怖は克服することができます。時間はかかるかもしれませんが。やりたいことを見つけることができることを信じて、諦めずに、やってみるといいなと思いました。