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「何をしても長続きしない」と悩んでいる人に会った

先日、「何事も長続きしなくて、今度はメイクの学校に通いたいと思ってるんですけど、どうせ続かないかもなーって思ってるんですよね」って悩んでる若い女性にあいました。

別に助言を求められたわけじゃないんですが、「長続きをしない」って、そんなに悪いことなんでしょうか? と私は思っているのでそのことをちょっと書いておこうと思います。

 

まず、長続きしない理由は何かっていったら、

「自分に向いてない」

ってことだと思うんです。

 

じゃあ逆に、「自分に向いている」ってどんな状態ですか、っていうのは、

「人に呆れられてもずーっとやってる」っていうぐらい、

そのことに興味が持続し、すごく好き、っていうことだと思うんです。

 

人によっては勉強がそうだったりしますよね。

私の場合は高校2年生までの数学がそれでした。

もう、いくらでも数学の問題解いてたいわけです。

でも、はたからみたら、「勉強頑張ってるなー」って思われるんです。

頑張ってるつもりはないんです、好きだからずっとやってたいっていうだけなんですよ。

まあ、高3になって微分・積分あたりからついていけなくなって、数学はやらなくなり、宇宙物理学を専攻してロケット飛ばしたいとか言ってたのですが、あっさり「学芸員になる」とかいって、文系に変更したのですが。

 

で、勉強が好きでハマってる子だと「えらいね」ってなるけど

ずっと漫画読んでるとかだと「漫画ばっかり読むのやめなさい」とか、

ゲーム大好きだと「ゲームはもう1時間までにしなさい」って言われるじゃないですか。

でも、大事なのはハマれる対象を持つことができるってことだと思うんですよ。

何かをすごく好きになれると、それを起点にして、世界が広がると思うんです。

私が数学と同じく好きだったのは現代美術で、特にクリスチャン・ボルタンスキーが好きなんですけど、

ボルタンスキーがどういうアーティストなのかを調べていったおかげで、同時代のアーティストの情報とか、現代美術史を俯瞰して覚えることができたりとか、あとはナチス時代について少し知ることができたりとか、美術の雑誌に書かせてもらってそれがきっかけで編集者の人にいろいろ教えてもらう機会ができたりとか、知識だけでなく人間関係も広がりました。

だから、ハマれるものがあったら、そこにハマっちゃえばいいんだと思います。

で、これは親とか世間が「こういうのにハマると望ましい」っていう意見とは全く自分の性質は関係ないので、「人間というものはえてして親や世間が望まないものにハマるものである」、そう思っておくとラクでしょう。

 

で、じゃあ、続かないことに悩んでる場合

「こういうものにハマれたらかっこいいな」っていう動機で何かを初めてることが多いんだと思います。

だから、続かない自分を「かっこわるい」とか自己否定しちゃう。

勉強だって習い事だって、所詮ただの暇つぶしだもん、自己否定の材料に使うの、辞めませんか?

それよりも途中までやってみて「ここまではできた、やってみたけどこういうことがわかった」っていう情報があると思うんですよ。それを見てきた経験が大事だとおもうんだよね。

 

「長続きしない」のは、向いてなくて好きじゃなかったから。

好きなものを見つけるために次に行く。どんどんやって、どんどん向いてないのがわかって、それでどんどん飽きてやめてしまえ。

エジソンさんが、電球のフィラメントを探す時に何万回も素材を集めてはテストして失敗したけど、ついに竹を使うことでフィラメントの輝度を上げ長持ちをさせることに成功しました。その時に言ったあまりにも有名なセリフ

「私は失敗したのではない、1万回のうまくいかない方法を見つけただけだ」

 

まあ、これを借りてくるといいですよ。

「向いてない事がわかったので、向いているものを探す事ができる」

 

別に高校だって大学だって行かなくていいですよ。行かなくたってお金稼いでる人たくさんいるし、あと途中から勉強したくなることだって出来るんです。

向いていないことを無理やりやって自分ダメだ、自分はできないんだ、って、やる気までそいじゃうのはぜひともやめて欲しいと思いました。

 

 

この人は映画監督のマーティン・スコセッシの最初の奥さんで、ご本人も脚本家なのですが、それよりも疲弊して創作活動が止まってしまったアーティストを再生させることがすごく得意だということがわかってそのアーティスト再生プログラムを方法論化したのがこの本です。

アーティストに別になりたくない人でも、すごく有効だと思うので読んでみるのをおすすめします。