アラフォーからはじめる!

人生で味わったうれしさも悔しさもフル活用して、新しいことにチャレンジしよう

不調を抱えることができる国

この記事をシェ-アする

「日本人はいつからかひ弱になった。
私たちが若いころはまだ日本が貧しかったし、うつ病なんてなかった。贅沢病だ」

みたいなことをいうお年寄りが、少し前までは結構いました。

最近、

「私は週休ゼロでも大丈夫で、休まなくても働けるんですよ」

っていう方の相談を受けていたときに、ふっとこの「意味」が理解できたので、そのことを書いてみようと思います。

「休まないで働ける」「心も体も頑健」と言っていたその方に私はこう言ってみました。
「それは、2018年の日本に暮らしてないからじゃないでしょうか」
と。

つまり、その方を取り巻く環境が過酷すぎて、病気になる暇がない。メンタルやられてる場合じゃない。ということだって考えられます。
2018年の日本に生きてるのに、気分はもう戦時中。
そういうときって病気になることすらできないんじゃないかな。
気が張ってるときって病気しないじゃないですか。
しかも、自分じゃなくて他人のために生きている人ほど、
つまり、介護や子育てなどで「自分が倒れると家が成り立たない」「職場が回らない」という人ほど心も体も疲弊しきっているのに、そこを自覚できずに突っ走ってしまうことも考えられます。

で、今、「自分は頑健」で、「心も強い」と思っていてもいいと思うんです。

でも育児や介護がおわったあと、大きな仕事の責任から離脱できたあと。
ふと、余裕ができて自分を振り返ってみたときに、
心に来るか、体の不調に出ることもあると思います。もちろん出ないこともあると思いますが。
それは、自分が何に疲れてきたか、傷ついてきたか、理不尽な気持ちを抱えてきたかのサインとして現れると思います。
不調はすべて自分へのメッセージだと思うので。

その時がきたら、ぜひ自分をとらえなおしてほしいのです。
それは、
「自分は弱い」「こんなはずじゃなかった」「おかしい、もうだめだ」
と思うのではなく、

「ああ、やっと自分に向き合える余裕ができたんだな」と。
「自分の環境がようやく、鬱になったり病気になれるほどの余裕が生まれたんだな」と思ってくれたらいいなと思いました。
強い、と思うと、強い以外の自分を受け入れられなくなってしまう。
いつでもキャラ変をしていいのだと、自分を受け入れてあげてほしいなと思います。

 

だから、日本人はひ弱になったわけではないんだと思います。不調を自覚できて、不調に向き合い悩むことができる余裕のある国になれた、ということなんだと思います。そして未来にはこの不調たちを乗り越えた人々が生きる社会になっていることでしょう。

 

私も今、組織の立ち上げと、知人の会社の経営の手伝いの両輪で、まさに「病気になってる場合じゃない」日々を送っています。
双極性障害を発病したときは2013年。2011年の震災から2年たってました。つまり、時間がたち、心にも環境にも余裕ができたからこそ、心の不調を「出す」ことができたんだな、と、今となっては思います。

最近は相談をいろんな人から受けるのですが、いろいろな発見や気づきがあるので、引き続き相談を受けていきたいと思いました。
相談に来て、こういったことに気が付かせてくれた人に感謝します。

 

関連の記事です

http://www.okimhome.com/entry/2017/08/31/080536