占いに来る人の多くは、神秘的なものに触れたいという人ではなく、将来が不安で来る方です。
占いをしていて思うことがあって、
それは、とくに最近「将来どうなるのか不安」という相談が
すごく増えてきたなあということなんです。
ただ、相談者さんのお話をよくよく聞いてみると、
「何となく」不安になっていることがおおいなあ、とも。
どういうことかというと、
実際に「失職した」とか、「病気になった」とか、
明確に不安を感じる原因を持っている人っていうのは
ほぼいなくて(多分、そういう人は具体的対処を取るために
忙しくて悩んでる暇なんかなさそうですね)、
「景気が悪いしこれから収入が下がったらどうしよう」
とか、
「病気になったらどうしよう」
とか、
まだ起きていないことに対して不安を感じている人が大半なんです。
「心配事の9割は起こらない」というのは有名な言葉ですが、
実際それは真実だと思います。
実は以前、躁鬱のうつ状態になった私も
非常に不安になりやすかったです。
「孤独死したらどうしよう」とか、
「うつが治らなくなってもっと悪くなったらどうしよう」とか、
「お金が無くなったらどうしよう、死ぬしかない」とか、
派手に不安な気持ちを行動化して、
カウンセラーさんの前で号泣したり、
自殺したい気持ちを抑えきれなくなったりしました。
その時いろいろ対処の仕方を調べて実践し、
かなり不安に対処する力がついてきたと感じます。
そこで今回は私が今も実行している「不安に対処する方法」を3つ、
ご紹介します。
1 不安の正体を知る
不安の原因は「不安になるような出来事が存在している」からではなく、脳の「偏桃体」の機能が活発になるからなのです。つまり脳の誤作動のようなものです。
そして、「偏桃体」の機能が活発になり、不安を感じるとどうなるかというと、「対処をするために何かをしなければ!行動しなければ!」と落ち着きがなくなり、ソワソワするのです。
そのことを知っておくだけで、不安でソワソワしたら、「ああ、偏桃体が暴れてるんだな」と自分の状態を理解し、まず落ち着こうとすることができるようになります。
不安とは、偏桃体のお祭り騒ぎが見せている風景。。。
人生はどこまでも脳みそが見せている夢なんだな・・・と。
そんな風に思うと、不安がつまらないものに感じて、大きな脅威ではなくなってきます。
2 セロトニンを出す
偏桃体が暴れているときどうするかというと、脳内物質であるセロトニンを出すと落ち着くことができます。セロトニンの出し方は「日光を浴びる」「速足で15分以上歩く(散歩)」「ぬるめのお風呂に入る」「紙の本を読む」「固いものをよく噛んで食べる」「瞑想をする」「書いて捨てる」などの方法があります。
中でもおススメなのは朝の日光を浴びながら速足で散歩することです。
私は、ちょっと遠くにあるドトールに散歩がてら行き、ドトールでコーヒーを飲みながら瞑想を行い、また歩いて帰ってくるという朝の日課を持っているのですが、この日課を習慣にしてから、うつ状態がよくなってきましたし、不安に対処する力がついてきただけでなく、幸せを感じる感度がだいぶ高まってきたように感じます。
「書いて捨てる」こともお勧めです。関連記事を張っておきますね。
3 誰かに頼る
日本人の特徴だと思うのですが、悩んでいる時一人で抱え込んで、人に相談しないという傾向が強いです。
自分が「特殊な」「孤立した状態」だ、と思ってしまうと、悩みが深くなります。
こういう時は、思い切って誰かに不安を打ち明けてみる。
しかるべき支援の機関につながってみる。
話すことで、苦しみや不安を放すことができるのです。
私自身も、精神科と、心理カウンセリング、そして数名の友人に
支えてもらい、うつ状態を乗り切ることができました。
いざという時のために、普段から、
「助けて」を言うクセ、
自己開示のクセをつけておくのは大事なことかもしれません。
ではまた。
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