自分を好きになろう

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うつは「お金」があればよくなるのか?



「うつがよくなるには、薬でも規則正しい生活でも日光浴びることでもない、お金だよ!」

昨日、Twitterのタイムラインでこんな感じのtweetがバズっていました。

引用リツイートには「3億あればうつ治る」とか「まったくその通り」とか、

そんな賛同があふれかえっていたのですが、果たして本当に、

うつの人にお金を与えたら、うつはよくなるんでしょうか?

 

私はその意見には懐疑的です。

なぜなら、うつ状態がひどかった時、私にはそこそこなお金がありましたが、

全然よくならなかったからです。

 

というか逆に「一億あれば」とか、「三億円なら」とか、

「現実的ではない発想」をしてしまうこと自体が、

「うつの症状」そのものなんじゃないかなあ、とも思うんですよね。

 

うつって重くなると妄想が出ます。

それは、生きるのに困るほどお金がないわけじゃないのに

「お金がない、どうしよう」

「お金がない、死ぬしかない」

「生活保護を受けないと生きていけないかもしれない。

でも、日本政府が生活保護制度を打ち切ったら死ぬしかない」

と、お金がない、お金がない、お金がないから死ぬしかないと、

それしか考えられなくなってしまう状態のことです。

これは「貧困妄想」といいまして、うつの症状のひとつです。

「貧困妄想」、私にも経験がありますが、

繰り返しますが、私はそこまでお金がないわけじゃなかったにもかかわらず、

そういう症状が出たわけで。

 

結局うつって、脳機能のバグなので、

どうしたらいいかというと、やっぱり

薬をちゃんと飲む(脳内物質を最適に出す)、

通院をする(脳の状態を客観的に見てもらう)、

日光を浴びる(セロトニンを出す)、

規則正しい生活を送る(セロトニンを出す)、

適度な運動をする(セロトニンを出す、ドーパミンを出す)

適度に孤独を保つ、適度に社会とつながる(セロトニン、ドーパミン、アドレナリンを出す)

などの不断の努力が必要なんだろうと思います。それはまさしく

うつの時にありがちな「3億あればうつ治る」というような、

一発逆転の発想と真逆のものなんじゃないかな、と。

 

私は躁鬱持ちであり、厳密に言えばうつ病患者ではありませんが、

うつの辛さをわかるひとり、そしてうつと上手に付き合っていこうと

努力している一人として、そんな感想が出てきました。

 

メンタル疾患は受け身ではよくなりません。

絶対、メンタル疾患とうまく付き合って(よくなって)、幸せになるぞという

貪欲で前のめりな気持ちになることが大事です(貪欲でいながら寝込むときは寝込む)。

 

それでは。

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