LGBTの人たちも処刑され、人体実験も行われていたザクセンハウゼン収容所を写真でご紹介します。
収容所と言えばポーランドのアウシュビッツが有名ですが、ベルリン郊外にもザクセンハウゼン収容所があります。
ドイツ・ベルリンを拠点に旅行している方は、電車で行ける場所なので、足を延ばしてみるといいかもしれません。
入り口のゲートには、やはり例の「働けば自由になれる」というスローガンが掲げられていました。
アウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所は、ガイドと一緒でなければ入場できない(しかも日本語ガイドはたった一人だけです)のですが、こちらのザクセンハウゼン収容所はガイドなしでも入れます。
日本語ガイドが聞ける機械も貸してもらえます。
こんな感じで閑散としています。中央には巨大なモニュメントが。
かつてここに、20か国、20万人の人が送り込まれてきたんですね・・・(動画を初めて貼ってみますw)
始めは共産党員やジプシーなどを収容していたそうですが、その後各国からユダヤ人が送られてくるようになりました。
かつてはこんな感じで、バラックが並んでいたようです。
今も一部、バラックが残っていますが、1993年からドイツが収容所を保存して博物館として一般公開するのに伴って、清掃・改修が行われたのだろうと思います。きれいになってました。
バラックの中はこんな感じ。この3段ベッドは、1段につき一人では使えません。4人ぐらいで寝るのです。
トイレです。
独房です。お花がたむけられていました。
人体実験を行う研究所の車両の出入り口です。ここはさすがに気分が悪くなって中を見ることはできませんでした・・・
LGBTの人たちが処刑されたことを示すプレートです。
収容所に入ると皆同じ収容者用のパジャマみたいな縦じまの服を着せられるのですが、ゲイ、レズビアンの人たちはピンク色の逆三角形のワッペンを左胸につけるのが決まりでした。
1933年から1945年までの間に、15000人のゲイの人たちが殺されたとも言われていますが記録により数字がばらついていますので、正確な人数は今もって不明とのことです。
資料館なども見終わって、カフェコーナーで一服。
社会主義っぽいモチーフのステンドグラスってすごく珍しいなと思って、撮りました。
ベルリンからザクセンハウゼン強制収容所まではこの電車に乗っていきます。
ベルリン中央駅 Hauptbahnhof を起点に考えるとすると、中央駅の隣の駅のFriedrichstraBe 駅からS1に乗って45分で終点のオラニエンブルグ Oranienburg 駅 で下車。
現地情報はこちらを参考に。ザクセンハウゼン収容所のある町、オラニエンブルグは、いまだ東ドイツの雰囲気を色濃く残す場所なので、そういう意味でもちょっと足を延ばして散策するのもいいかもしれません。
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ナチスがユダヤ人にしたことを具体的に感じられる施設が福島県にあるよ。