自分を好きになろう

人生で味わったうれしさも悔しさもフル活用して、新しいことにチャレンジしよう

「なんでも話せる恋人が欲しい」というご相談に思うこと

私は現在、占い師として活動しています。

完全在宅にて朝4時間のみの稼働ですが、10か月連続で鑑定件数は月間200件を超えています。

現在では占いの生徒さん(お弟子さん)も4人いて、占いを日々たのしんでいます。

 

今回は、本当によくされる質問について思うところを書いてみます。

 

「いくらでも話を聞いてくれる人」とは、子供時代に話を聞いてくれたお母さん以外いない

「何でも話せる恋人がほしい」

「分かり合える人と結ばれたい」

よくご相談されます。

 

みんな、会話に飢えている、というか、理解者に飢えているんだな、と感じます。

これは結婚している人からも良くされるご相談だからです。

 

そして、結論から言いますと、何でも話せる人っていないと思いますし、分かり合える人もいないと思います。

 

ないものを求めてしまうと、渇望だけが募りますし、苦しいと思います。

ですから「そんな人はいない」「いるかもしれないがめったにいないので、まずは自分の人生は自分で充実させる。そのついでに見つかればラッキー」ぐらいに考えていたほうが、心健やかに暮らせると思います。

 

ではなぜ、このご相談が後を絶たないのか。

なぜ、「どこかに、私を完全に理解してくれる人がいるような気がする」と思ってしまうのか。

それは、子供時代にお母さんがいくらでも自分の話を聞いてくれたから、その記憶が残っているからだと思うのです。

 

「いや、うちの親は毒親だったから、そんなにたくさんは聞いてくれてないはず」という方がいるかもしれません。

ですが、「いくらでも話を聞いてもらって気持ちがよかった記憶」を持っているから、「またあの時間を過ごしたい」と思うわけで、「そういう時間を一緒に過ごせる人」を求めるわけですよね。

そういう人は、間違いなく、子供時代に母親にそれをやってもらったことがある人だと私は思います。

 

それだけ、「話を永遠に聞き続けてくれる存在」というのは「無償の愛をささげてくれる存在」であり、稀有なものなのだと思うのです。

 

まったくいないとは言いませんが、ほぼいないと思います。

 

私自身、結婚していたこともありますし、同棲していたこともありますが、はじめはいくらでも話を聞いてくれていた彼らも、付き合いが長くなるにつれ、あまり聞いてくれなくなりました。笑

 

現在は、大事な友達数人に「聞いてくれる存在」を分散させているような状況です。

それで十分満足できています。

 

「孤独感を感じたくない。寂しいこの気持ちをどうしたらいいの?」と思うかもしれませんが、その寂しい気持ちを自分にぶつけて自分で受け止めるのが一番いいと思います。

他人に求めても、他人は自分の理想通りのリアクションをしてはくれません。

孤独感を避けて、不本意な結婚に飛び込んで、さらに孤独を感じているお客さんも本当に多いです。

孤独を避けると孤独になりやすい。

他人に求めて、その期待外れのリアクションで余計寂しさをこじらせてしまうご相談者さんもすごく多いのです。

 

私は今、ひとりの時間が凄く好きですよ。

昔の私は、孤独感を感じたくないばかりに他人からの愛情や理解を渇望していましたが、いま、ひとりを楽しめるようになってから、人との関係がうまくいくようになりました。

 

aria.nikkei.com

 

尊敬する勝間和代さんのインタビューです。

「誰かといるのが当たり前だと思っていた」、その思い込みを見直してみたら、ひとりが好きな自分を見つけた。そんな素敵な話です。

 

ご参考にしていただけたら幸いです。♠

 

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